SUBARU
Impreza WRX STi A-Line
型式:GDB F-type E/G型式:EJ207
初年度登録:平成18年5月 走行距離:73,600km
作業日:平成22年2月
他店にてブーストアップし高速道路を全開で走行中にエンジン・ブロー。
知り合いのクルマ屋さんと一緒に中古エンジンASSYで取り替え。その後でそのショップで「大容量インジェクターに取り替えないとまたエンジンがブローする」と言われ、作業する直前に入庫。
早速A/Fをチェック。A/Fセンサーを付けるため、EXマニを取り外してにセンサーのボスを溶接取り付け。
走行テストしてみると、ブースト計は2.0kg/cm2を振り切り、A/Fは超極薄。これでは燃焼温度も上がりピストンも溶けますね・・・。
ブーストコントローラーのブースト1にしてみるとブースト計は1.0kg/cm2?
ノーマルのブースト圧は約1.5kg/cm2ですが・・・。
ECUのマップのインジェクター容量の係数が違っているんでしょうか?
ECUをセッティングしなおそうとしたがロックされて無理。
ロックされるとエンジン診断機も使えません。
仕方がないので新品のECUに取り替えてセッティング。
他の部分もチェック。
まず触媒が切断されてストレートにされていました。残念なクォリティです。
ドライブシャフトのバンドの締付不良でグリス漏れ。グリスはΩmega 85TFに取り替えてあるらしいが、漏れて出てきたグリスはなぜかモリブデン。
バラシてみると古いグリスを洗浄せず、Ωmegaのグリスをブーツ側に入れてありました。肝心なベアリングには古いグリスまま。これはグリスを取り替えたとは言えません。ベアリングをバラシて洗浄し、ベアリング部にグリスを入れて組み付けました。
ラジエターアッパーホースは紙一重で破裂寸前。ファンが当たってるのかと思いチェックするとファンの先端部がニッパー?で切ったような感じで切断されていた・・・。
4点シートベルトのアンカーはただ付いてるだけ・・・。事故ったら死んじゃいますよ。